400年余りのモノづくりの伝統が息づく富山県高岡市。
四津川製作所は、高岡銅器発祥の地である高岡市金屋町で代々続く高岡銅器製造元です。
花器、香炉、置物、鉄瓶など暮らしを彩る品々をはじめ、様々な金属工芸品の企画制作・販売をおこなっています。
創業当時から受け継ぐ雅号「喜泉」には、人々の暮らしに喜びと潤いを添えたいという思いが込められ、
その思いと情熱は今もすべての品に注がれております。
始まりは「喜泉」
戦後間もない1946年。鋳物産業で名高い富山県高岡市金屋町に、創業した四津川製作所。初代の與四郎が
「喜泉」の屋号で花瓶を製作したことに始まり、創業初期は真鍮鋳物や大量生産向けの鉄鋳物の製作を行なっていました。
その後、高度経済成長期を経て、人々の暮らしが大きく変わる中、
メーカーとしての誇りとものづくりの哲学を持ち続け、初代から続く「美しく、良いものを、工夫して作る」思いが、
三代目社長の元将さんと専務の晋さん兄弟にも脈々と受け継がれ、それは今日の「KISEN」ブランド誕生へと
つながっています。
「喜泉」から「KISEN」へ
現代の人々の暮らしに寄り添う高岡銅器ブランドであるKISEN。
日本の大きな転換点ともいえるバブル崩壊後の生活様式の変化とともに、装飾品としてだけでなく、
日常使いのための高岡銅器の可能性を模索した四津川製作所は、新ブランドの立ち上げに着手しました。
地元の技術力や生産力、金属の特性に対する深い理解を背景に、元将さんと晋さんが主導して進めた企画で、
晋さん自ら新商品のデザインを手がけました。
そうして生まれたのが、現在もフラッグシップの一つとなっている「Guinomi Sake Cup」だそうです。
四津川製作所だからこそ実現したもの
長きにわたり高岡の伝統工芸とともに歩んできた四津川製作所だからこそ実現した
これからも語り継がれる暮らしの中の逸品です。
KISENの名は今から75年以上前の創業時からの屋号「喜泉」からつけられました。その名には人々の暮らしに喜びと潤いを添える品々をつくり届けたいという思いが込められています。KISENはその創業から続く思いを進化させ現代のライフスタイルにも届けたいと生まれました。伝統と技術に柔らかな発想を加え、金属を自由な発想で活かし、新鮮なときめきと新しい価値を提案するKISENのプロダクト。
四津川製作所の提案するプロダクトと過ごす時と空間は、創業者の思いでもある
喜泉の字のごとく、たくさんの喜びと幸せを届けていくことでしょう。
次はどのようなものが喜びの泉から湧き出すか、とても楽しみです。