武田晒さんは、大阪府堺市にある「晒(さらし)」工場です。
武田晒さんとの出会いは、私がアドバイザーとして参加させて頂いた、大阪府堺市の
「sakai kitche(サカイ・キッチン)という事業にご参加頂いた事がきっかけです。
MADE IN JAPANの和晒しの可能性の追求
大阪堺市は、包丁等の打ち刃物や手ぬぐいが産地として有名です。
堺市のある泉州地域は古くから木綿の栽培が盛んで、中でも石津川が流れる堺市
毛穴(けな)・津久野地区は「和晒」の名産地として知られています。
武田晒さんは、創業1911年より清らかな水を利用した和晒加工を始めて以来、
独自の加工方法や時代にあわせた新技術をとりいれながら
日本の伝統産業として、MADE IN JAPANにこだわった、肌触りが良く、通気性も良い、
機能性生地である和晒の可能性を、日々更なる晒の可能性を追求し続けています。
逆転の発想からうまれた新たな和晒し「さささ」
晒(さらし)は木綿の布を綺麗な白に漂白する技法です。手ぬぐいの生地にも使われる綿布が、
大きな金属の籠の中に、折りたたまれて詰められ、巨大な窯の中で煮る事で綺麗に晒される工程は、
迫力があります。
晒された綿布は、その後様々な商品の材料として、裁断、縫製されますが、
武田晒さんの「さささ」は、逆転の発想で、布を「ほぼそのまま」ロール状にして、
まるでキッチンペーパーのように使う商品です。
名前の通り、「さっと」きる、ふく、しぼる、こす、みがく、しく、つつむ、水をきる、あらう等
マルチに使える商品です。
日本の台所文化の何気なく、そして、美しい所作とともに
キッチンで便利に使え、綺麗な木製スタンド等と一緒にセットすると見た目もお洒落で
日々の台所仕事が楽しくなること間違いない商品です。
さささを使った、ふく、しぼる等の何気ない所作も、日本の台所文化を感じられ、
私も毎日見て、使って楽しんでいます。ぜひお試しください。