南條工房さんは、お仏壇に必ず置かれている「おりん」の職人工房です。
佐波理(さはり)と呼ばれる特殊な金属を、土で作った型に手仕事で流し込み、
冷えて固まった素材を磨いたり、焼をいれたりしながら、1つずつ丁寧に作られています。
鳴物神仏具を専門に制作してきた稀少な工房
鳴物神仏具といわれる神社仏閣や家庭で使⽤する⾳の鳴る神具(祇園祭の囃⼦鉦や雅楽の鉦など)や
仏具(おりんや伏鉦など)を専⾨に制作してきた国内で数少ない⼯房です。
南條さんによると、国内でこの技法を使っておりんを作れる工房は2~3社しかないそうで、
希少な伝統技術を継承しておられます。
澄みきった究極の音色を求めて
南條さんのおりんの特徴は、その澄んだ「音」にあります。
チーンとならすと、その余韻がはるかに地平線の彼方まで響いていくのかと思えるほど、
一定の音階でいつまでも美しい余韻を感じます。
Japan Brand Produce Schoolという、私も主催者として参画している伝統産業や地域プロデュースを行える
人材育成プログラムの第1期生として参加頂き、その事業の中で出会ったデザイナーさんとコラボして、
「LinNe」というブランドを立ち上げられました。
心地よい佐波理おりんの音色を暮らしの中に
佐波理の澄んだ音を活かして、瞑想やヨガ、日常の癒しなど、様々な生活シーンに清らかな音を
お届けするベル商品です。
伝統的な「おりん」では、いかに音が美してもお仏壇のイメージになってしまいがちですが、
「LinNe」は洗練されたデザインと美しい音色で生活に癒しを与えてくれるプロダクトになっています。
私も疲れた時などに、「LinNe」の涼やかな音を聞き、リフレッシュさせて頂いてます。
美しい「音」という価値をお届けする「LinNe」シリーズ、是非実際に聞いみてください。