今年も日本の夏がやってきます。
猛暑で知られる京都。だからこそうまれる夏を涼しく愉しむ暮らし方。そして道具たち。
夏の季節のいちばんの贈りものは涼しさではないでしょうか。
涼しさを届けてくれるものといえば、団扇。
竹に和紙を貼っただけのとてもシンプルなものですが、
団扇をあおぐと涼やかなそしてくつろいだ 風につつまれます。
耳をすませば聞こえてくる コンチキチン♪夏祭りのの鉦(かね)の音。
また、風がそよぐたびに聞こえる風鈴の音。 音で感じる涼しさも心地よいものです。
祇園祭の山鉾巡行が3年ぶりの開催となる京都に夏の訪れをつげる祇園祭り。
京都から涼しさをお届け致します。
職人の手から生まれる涼やかな風
しなやかなたわみからうまれる自然な風は、工房の職人の手によってうまれます。
かつて宮廷で使われた「御所うちわ」が始まりとされる「京うちわ」。
柄と中骨が一体ではない構造のため、扇面が非常にフラットで、上絵を豊かに表現できる点が特徴です。
その特徴を生かし、扇面の一部をくり抜いたり、やさいの形をつくったり 、丸みのあるものという団扇のイメージを変える斬新な四角いものをつくったり。
このようにインテリアにもなる団扇をうみだしたのは京うちわの企画製造を営む塩見団扇。
これまでの団扇の技術を駆使しこれからの団扇の未来をひとつひとつ 形にしています。
清水焼がインテリアに
住環境が変化する中で、室内で風鈴を楽しむ風習が広まっています。
部屋を通り抜ける自然の風はもちろん、扇風機やエアコンからの風、人の移動に伴う空気の動きからも生まれる風鈴の音。
卓上風鈴「涼の音」は京焼・清水焼の産地問屋を営む熊谷聡商店の熊谷氏の清水焼をインテリアも使っていいきたいという思いからうまれました。
モダンなデザインで現代の暮らしにすっと溶け込むたたずまいの風鈴です。