六古窯のひとつ伝統を受け継ぐ信楽
卯山窯(うざんよう)さんは、滋賀県の信楽(しがらき)という、陶芸の産地で、
素敵な焼物を作る窯元です。
信楽は、六古窯(ろっこよう)と呼ばれる歴史ある陶磁器の産地の一つで、琵琶湖の古代層の土を使い、主に手びねりで、作り手の個性が現れる素朴な土物(つちもの)と呼ばれる陶器の産地です。
古くは、奈良時代の中期頃、聖武天皇の次代に一時遷都され「紫香楽(しがらきのみや)」
として都が造営された事もあり、
日本有数の、歴史ある陶器の技術を現代に受け継いでいる陶芸の郷です。
技術とデザインのかけあわせからうまれる新しい信楽焼
卯山窯さんの作品の特徴は、伝統の技術を継承しながら、デザイン的には、とても洗練されていて、
特に信楽透器と呼ばれる磁器のような白い、光を透過する土で作られた美しい、食器類や照明器具は
他に類を見ない、素晴らしい作品です。
シンプルで朴訥な、温かみのある作品は代表者ご夫婦のお人柄をそのままに映したようで、暮らしの中で毎日使いたくなる商品を作られています。
土と共に生き暮らす
信楽の里は渓谷状になっており、多くの窯元が一箇所に集まっていて、徒歩で散策する事ができます。
卯山窯さんの素敵なお店からは、信楽の谷が一望出来、とても美しい風景が眼下に広がります。
きっと夜には満点の星空が眺められるでしょう。